スタジアム・アリーナの建設や運営問題について、ふと思ったことを「利益」と「稼働率」という視点からサクッと整理してみました。
かなりシンプルにまとめているので、抜けている部分もあると思いますが、個人的なメモ感覚で読んでもらえたら嬉しいです。
民設民営
利益◎
稼働率△
民設民営の肝は、とにかく「利益」を出すこと。
日々の運営で利益を出し、建設費を回収し、その先の利益につなげていく必要があります。
もちろん利益を出すためには稼働率を上げることも大切です。
ただ、いくら稼働率が高くても利益が出なければ意味がありません。
あくまで最優先は「利益」。
そのため、利益が見込みづらい案件は、そもそもプロジェクト自体が進みにくいのがネックだと思います。
公設公営
利益△
稼働率◎
公設公営の肝は「稼働率」。
多くの人に利用してもらうからこそ、税金で建設する意味があります。
本来は、利益が出なくても赤字の垂れ流しは避けてほしいところですが、公共施設は必ずしも利益最優先ではありません。
地域住民が使いやすい施設にする。
地域の暮らしや満足度を高める。
そういった公共性が重視されます。
ただ、赤字が大きくなりすぎると持続性に問題が出てきます。
「地域の満足度」と「財政負担」のバランスをどこで取るのか。
そこが難しい部分だと思います。
公設民営(官民ハイブリッド型)
利益◯
稼働率◯
公設民営は、民設民営と公設公営の長所と短所を補い合う形。
民間が初期投資リスクを感じて踏み込みづらい案件でも、公設にすることで一定のリスクを減らすことができます。
さらに、運営を民間が担うことで、公営特有の赤字体質を抑える効果も期待できます。
地域としては施設整備の恩恵を受けられる。
民間としては運営ノウハウを活かせる。
バランス型として期待されやすい形だと思います。
天然芝スタジアムは難易度が高い?
ただ、個人的には天然芝のサッカースタジアムは、民間が入ってもかなり苦戦している印象があります。
やはり天然芝は稼働率が圧倒的に上げづらい。
芝の養生が必要になるため、毎日のようにイベントを入れることが難しく、どうしても施設利用日数に限界が出ます。
一方で、アリーナや人工芝施設は比較的稼働率を高めやすい。
- バスケットボール
- バレーボール
- ライブ
- 展示会
- イベント
など、多目的利用もしやすいからです。
稼働率を高めやすい施設であれば、民間運営によって利益を出したり、赤字を減らしたりする効果も期待しやすい。
逆に、天然芝スタジアムのように構造的に稼働率を上げづらい施設だと、民営化の効果にも限界があるのかもしれません。
まとめ
結局、スタジアム・アリーナ問題は、
「誰がリスクを負い、何を優先するのか」
によって、見え方が大きく変わるのだと思います。
今回は、ふと思ったことを勢いで書いてみました。
かなりシンプルに整理した内容なので、まだまだ考える余地はあると思っています。
スタジアム・アリーナの話は考え始めると面白いので、また書きたくなったら勢いに任せて書こうと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
※過去にnoteへ投稿した内容を、今回あらためて整理し直してまとめています。